佐藤塗料株式会社 -SATO PAINT-

塗替え・リフォーム

屋根の種類

カラーベスト(コロニアル)薄型化粧スレート

カラーベスト(コロニアル)薄型化粧スレート イメージカラーベストはスレート系屋根材や新生屋根材といわれており、形状や材質によって波型スレート、薄型化粧スレート、天然スレート(玄武岩)などに分類されます。カラーベストはメーカーによってコロニアル・フルベスト・バミールなどの商品名が付けられており、旧クボタのコロニアルが大量に使用されていることから代名詞的存在になっています。塗装時の注意点としては、高圧での洗浄を徹底し、重ね葺き屋根材には、「縁きり」作業が重要となります。重なり合った部分に連続した塗膜を作らず空間を保つことで、通気性を確保し、漏水の発生を抑えます。

セメント瓦

セメント瓦 イメージセメントと砂を混ぜたモルタルを型に入れ成形し、塗装したものです。瓦の中では軽量な方で、災害時には強いのですが、紫外線・風雨・温度変化等で塗膜劣化が進行すると素材のセメントの劣化も早くなります。塗膜劣化が進行すると瓦の吸入がすすみ、カルシウム成分が流出し、表面がザラザラの骨材が露呈し少しの衝撃で割れるようになります。この様な状態になる前の早目のメンテナンスが必要です。

乾式洋瓦(モニエル・スカンジア・パラマウント)

乾式洋瓦(モニエル・スカンジア・パラマウント) イメージセメントと骨材を水で混ぜ押し出し成形した後、着色セメントスラリーとクリヤー塗料を施した瓦です。スラリー層は成形後、着色スラリーと呼ばれるコンクリ―トを同質の無機着色材を塗布した防水層になります。一般的に洋瓦とも呼ばれますが、モニエル瓦、パラマウント瓦、スカンジア瓦などメーカーによって名称が変わります。状態にもよりますが、スラリー層は年々劣化し、10~15年程で無くなります。塗替えは風化したスラリー層を高圧洗浄で除去することが重要で、乾式瓦用塗料で塗装します。

アスファルトシングル瓦

アスファルトシングル瓦 イメージ100年以上前にカナダで考案された屋根材で無機系の基材にアスファルトを塗った板状のものです。アスファルトシングルは軽量で加工しやすく、曲面など複雑な形状に適応できる特徴があり、施工法は下地に接着剤を塗る方法と釘で打つ方法があります。防水性、耐震性に優れている面がある反面、耐火性に劣るデメリットもあります。近年では、グラスファイバー製のものがあり、日本国内でも防火地域や準防火地域で使用が認められるようになりました。軽量で耐震性、防火性が高く耐用年数が30年と高耐久性を発揮し、これからの普及が期待されています。

折板(折半)屋根

折板(折半)屋根  イメージ鋼板を折り曲げて山形に連ねた形状の屋根で工場や体育館など大規模建物に多く見られますが、最近ではローコストで取り付けられることから、木造住宅でも見られるようになりました。折板屋根は他の屋根材に比べ、耐久性が低いといわれており、耐久年数を少しでも延ばす為に防火加工や防錆が必要になります。また、鋼板を折り曲げただけで日差しを直接受けるので断熱性に劣りますが、最近では素材自体を厚くしたり、断熱材を裏打ちしたりするなどの製品が普及しています。勾配が緩いものには、屋根の上で緑化を施すケースも増えています。

粘土瓦(釉薬瓦・無釉瓦)

粘土を使った焼きものの屋根材で、主なものは粘土瓦で表面に釉薬が塗布されている釉薬瓦と無塗布の素地瓦(いぶし瓦、素焼き瓦)に分別されます。

釉薬瓦

釉薬瓦 イメージ陶器瓦とも呼ばれ、プレス成形した瓦形の素地に釉薬をかけ窯の中で高温に焼き上げます。色目も多種あり形状もJ、F、S形などがあり、家の形状、デザインに合わせ使い分けられます。最近は和風住宅のみならず、洋風にも用いられ、長い年月を経過しても水の浸透を防ぎ、美観を保ったままで、メンテナンスの必要がありません。

無釉瓦

無釉瓦 イメージ代表的なものに「いぶし瓦」があり、粘土を瓦の形にかたどった後、釉薬を塗布せず、窯の中で焼きその後「むし焼き」にして瓦の表面に炭素膜を形成させ、瓦全体を渋い銀色をした瓦です。形状は釉薬瓦と同様で社寺や城、和風住宅の屋根に多く使用されています。ただ、表面の炭素膜が年月の経過と共に剥れ落ち、変色してきたり、水が浸入しやすい面があります。

ガルバリウム鋼板

ガルバリウム鋼板 イメージデザインの多様化にマッチした製品で、さまざまな屋根の形状に対応し、加工がしやすく、人気を集めている金属屋根です。カラーバリエーションが豊富で、外壁に合わせたコーディネートが可能。軽量で建物への負担が少なく耐震性が高まり近年ではステンレス、アルミニウム合金、チタンなどバリエーションも多くなっています。さらに表面にポリエステル樹脂やフッ素樹脂を焼き付け塗装して、紫外線や錆、酸性雨に強く裏面に断熱材を施し断熱性や遮音性を高めている製品もあります。

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